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志絆輪匠心道 志垣太郎 対談

建築物のことなら全てお任せ!頼れる内外装施工のトータルパートナー
外壁パネルの施工会社として創業。2009年の法人化以降は次々と業容を拡大し、現在は外壁工事や内装工事、住宅改修工事など幅広く手がける『クラフト』。内外装の施工なら何でも手がけられる柔軟な対応力と技術力、顧客の喜びを何より第一に考えた丁寧・正確な施工、創意工夫溢れる仕事で建築物のオーナーから篤い信頼を勝ち得ている。志垣太郎氏が同社を訪れ、関根社長にお話を伺った。
志垣
関根社長は、学業を終えられてすぐ建築の世界に?
関根
いいえ。学業終了後は一部上場の工業用ミシン製造会社の工場で働いていました。しかし働き始めてしばらく経ったある時。塗装会社で働く学生時代の同級生から「一緒に働いてみないか」と誘われまして。一度現場で働いてみるとすぐさまその面白さに魅了され、そのまま建築塗装の世界に入ったんです。
志垣
一部上場企業を辞めてしまうなんて勿体ない!でも社長にとって、それだけ魅力的だったということですね。建築塗装のどのような部分にこころを惹かれたのでしょう。
関根
工場の仕事は完全分業制で、自分一人で製品を完成させることができないため、少し物足りなさを感じていたんですね。しかし、塗装の場合は違います。たとえば吹付塗装だと、「こうやって吹付をすると 色が付き、このように仕上がるんだ」ということが実感できるんです。
そうした満足感を得られるところに、なによりやり甲斐を感じました。今もこの仕事が楽しくて仕方がありませんし、身体が動く限りはずっとこの仕事を続けていきたい。そう思っています。
志垣
この仕事は、社長にとってまさに天職なのですね。独立されたのはいつごろだったのですか。
関根
20代前半です。この世界に入って4年ほど経ったころ、当時、友人が勤めていた会社から「外壁パネル施工の分野で独立しないか」と誘われまして。塗装とはまた違う分野でしたが、私はその業務内容に 興味を持ち、そちらから仕事を請けるという形で外壁パネル施工を手がけるようになったのです。
志垣
実際にスタートされてみて、いかがでしたか。
関根
当時はバブルの末期でしたが、まだまだ経済には勢いがあり、仕事もたくさんありました。ただ、私がまだ若かったので、お客様から「大丈夫か」と言われることもしばしばでしたね。 時には「責任者は来ないのか」といわれることも。若い私が若い職人を引き連れて仕事をしているのですから、そう思われるのも仕方ないでしょうが(苦笑)。
志垣
確かに(苦笑)。職人の世界では、「若い」というのが時として不利に働くこともありますものね。しかし、その不利な条件を見事に克服し、会社を成長させてきたのですからご立派です! お仕事は現在も外壁パネルの施工を専門に?
関根
いいえ。2009年の法人改組を機に業容の拡大に乗り出し、現在は各種外壁工事から各種内装工事、リフォーム工事、住宅設備工事、外構工事、耐震工事、 エレベーターの保守管理まで幅広く手がけております。
志垣
では、建築物の工事であれば内外問わず何でも御社にお願いできると!
関根
ええ。一社で建物全ての面倒を見ることができるというのが当社のセールスポイントです。ちなみに現在は管理会社とタイアップしてマンションや アパートなどの建物をまるごと一棟、内装から外装まで全て請け負っているんですよ。他にも地場のお客様から依頼された老朽化したマンションの改修工事や リノベーション工事などを、自社物件として手がけたりもしております。
志垣
建築物のオーナ様にとって御社は非常に頼もしい存在だと思います。お仕事の上ではどういったことを大切に?
関根
不動産では、お客様にとって非常に高い買い物です。ですから、丁寧・正確な施工を心がけ、お客様に喜ばれる質の高い仕事を完遂することを 一番に考えて現場に臨んでいます。また、仕事をする上で「どうすればもっといい建物ができるのか」を常に自問しています。たとえば建物の 耐震工事であれば、どうすればもっと耐震性が増すのかと考えたり、リフォーム工事であれば「入居者様に『この部屋に住みたい』と思ってもらうためには どうすればいいのか」と考えたり。そうして色々考えるのが、私にとっての楽しみにもなっているんですよ。
志垣
なるほど。御社の仕事が高く評価される理由がよく分かりました。スタッフの方は現在、何名ほど?
関根
自社の社員は4名ですが、協力会社が50社ほどありますので、そちらのスタッフも合わせると相当な数になります。協力会社のスタッフは、 長年一緒に仕事をしてきたメンバーばかり。皆気心が知れていますし、私の想いを汲んで動いてくれるので、安心して任せることができます。 彼らの協力がなければ当社は成り立ちませんし、皆への感謝の想いは言葉では言い尽くせません。
志垣
素晴らし仲間にも恵まれているようですし、今後が益々楽しみですね!
では最後に、将来の展望を。
関根
現在は仕事が仕事を呼んでくるような状況で、お陰様で仕事量は順調に増えています。しかし現状に満足することなく、 さらに上を目指していきたいですね。そして会社の基盤を固めると共に若い人材の育成に注力し、いずれ彼らにバトンタッチできればと思います。
関根社長には夢がある。それは将来、仲間と共に沖縄に移住すること。その夢が物語るように、社長は何よりも仲間を大切にする人物だ。もちろん それはプライベートだけでなく、仕事でも同じ。人間関係を大切にし、現場では、協力会社のスタッフたちが気持ちよく働けるように心を砕く。「仲間たちの協力がなければ仕事を 進めていくことができませんから」と笑顔で語る社長。そうして周囲の人間を大切にしているからこそ、社長の周囲には自然と人が集まり、50もの会社と協力関係を結ぶことができているのだろう。 頼れる仲間たちとの絆を力に変え、さらなる発展を目指す社長。その先にはきっと、仲間たちの笑顔が広がっているに違いない。